生涯おたく宣言

出会っちゃったのが運の尽き

終わりなき夢を見よう 〜舞台『ガチネバ』レポ〜

みなさんこんにちは、ぴだです。

いかがお過ごしですか?元気ですか?私は元気です。

現場が詰まっていない休日がいかに優雅かということを実感しております。(改めて2022年の忙しさ尋常じゃなかった説)

ということで、本日は現場レポをひとつ。

Aぇ! groupさんが先日まで行っていたグレショー舞台ツアーのレポをお届けいたします。
公演自体は先日まででしたが、私が最後に見たのは2022年末なので、かなり放置しておりました(笑)でもほら、公演が全部終了してからの方がネタバレも書きやすいし?(言い訳)

それでは、れっつご〜

 

 

そもそもグレショーって?

THE GREATEST SHOW-NEN(通称:グレショー)は、2020年11月から放送が始まった、Aぇ! group単独初のレギュラー番組です。

関西発のさまざまな劇団・演出家とコラボし、月に1本(最近はメンバーご多忙の為月に1本ではなくなっている)の舞台を作り上げていき、本番だけではなく、稽古の様子も放送される【本気の舞台】をコンセプトにした番組。

レギュラー番組で舞台を放送するって、かなり斬新だと思いませんか?
毎月違った役を演じるアイドルが見られる最高の番組です。

本番は基本無観客。別室で観覧出来る時もありますが、人数めちゃくちゃ少ないらしい。

 

これまでに15回の公演を行っていて、(2023年2月現在は第16回公演の放送中)色々なジャンルの舞台を経験しています。ぴだの感想つきで少しご紹介を。

 

「レンタル彼氏」として大金持ちのマダムの家にやってきた6人(Aぇ! group)が大金を手に入れるためマダムの無理難題に応えていく。マダムの心を解すため、出会ったばかりの6人は即興でバンド演奏をすることに。

マダムがわがまますぎて本当に嫌いになりそうになる(笑)稽古でマネージャーに噛みつく末規がプロを体現していてとっても良いです。

 

  • 第2回公演『アリーズ in Aぇ!ワールド』川下大洋

社内で「アリーズ」と呼ばれているサラリーマンのアリマ(正門)とアリヨシ(福本)は勤めていた会社が嫌になり、路上生活者になろうととある川辺を訪れる。川辺に突然現れたウサギ(リチャード)を追いかけた「アリーズ」の2人は、時空の歪んだマンホールからどこか見覚えがある不思議な世界にやってきてしまう。

アリスの世界を模倣した作品。末澤くんの可愛い可愛い女装が見れます。あとリチャの泥棒うさぎを捕まえようとするシーンでキレッキレに踊るのも最高。ちなみに演出の川下さんはジャニーズWESTの過去のレギュラー番組「エージェントWEST」のボスです。

 

生真面目な青年・康助(正門)とガラの悪い青年・恭平(小島)。2人は「スタンダップ」というお笑いコンビを組んでいるが、どうも馬が合わない。また、後輩コンビの「ハーフ&ハーフ」(佐野、リチャード)の勢いに気圧されていた。そんな「スタンダップ」はマネージャーの吉野(末澤)にお笑いイベントのメインMCの仕事を依頼される。

もんビバ演じるスタンダップの絆がめちゃくちゃ良いです。まじで漫才コンビにしか見えない。とにかくこの作品は大晴のハマチ師匠がハマりすぎてました。

 

  • 第4回『Super Wednesday』(村角太洋・THE ROB CARLTON)

12月の第二水曜日。二年生の礼央(末澤)は生徒会長に立候補しているものの、中間発表の時点でダントツの最下位。そんな礼央と副会長候補の真(佐野)たちは、田中や山城の協力を仰ぎ一時間後に迫る討論会への準備をしていた。そんな中、山城は「秘策」として三年生に人気のある二年生の生徒・シゲ(正門)を連れてくる。

大大大大大好きな作品!!!生で見れなかった事を悔やんで生きている舞台その1です。村角さんが、メンバーの声を聞いて配役を決めただけあって、みんな役にハマっていて凄い。めちゃくちゃテンポが速い会話劇で笑えるところが多いのに、すごく青春を感じて泣けてくるんよ。とにかく末澤くん演じる礼央が良くてだな。

 

ヤクザで元受刑者の青年・義理堅木人情(小島)は、社会復帰のために裏社会から足を洗おうと奮起する。しかし、ヒョウ柄の謎の人物(正門)が度々人情の前に現れ、人情の見る夢を醒ましていく。謎の人物のことがどうも気がかりな人情だが、社会復帰を目指し居酒屋のバイトの面接へ向かう。

歌喜劇です。つまりほぼ市場三郎です。そんなの好きに決まってる!アカペラのアメージンググレイスがとても上手くて良い。あとアドリブが多いのも舞台って感じで好き!

 

アルバイトに明け暮れる孤独で空想好きな少年・ジョバンニ(正門)は、唯一の友人であるカンパネルラ(福本)が自分をいじめるガキ大将のザネリ(リチャード)たちと親しくしていることに寂しさを感じていた。星のお祭りの夜、ジョバンニは一人で天気輪の丘を目指す。すると気づけばジョバンニは、カンパネルラと銀河鉄道に乗って「星めぐりの旅」に出ていたのだった。

基本物語は銀河鉄道の夜そのままなんだけど、関西色もあって「ひらパー」とか「ICOKA」とか出てくる。衣装はタンクトップとホットパンツのみで、己の表現力だけで演技するっていう新しいアプローチの舞台。劇中の「TIME ZONE」でキレッキレのダンスが堪能出来るので最高。生で見れなかったことを悔やんで生きている舞台その2

 

  • 第7回『一番のサンキュウ!』岡部尚子・劇団空晴)

男子社員寮の物置部屋。物置部屋にやってきたカワタ(正門)は、簡易式のベビーベッドが置かれているのを発見する。後輩のソラオ(佐野)の先導で、そのベビーベッドの中にいた人形の赤ちゃん・タイキをとある事情から本物の赤ちゃんとして扱うことになったが、カワタだけは物置部屋をすぐに出て行ってしまう。

Thank youと産休をかけたタイトル。グレショー初のリーディング舞台です。最後には能にも挑戦した舞台で、脚本には岡部さんがAぇちゅーぶを見て取り入れてくれたセリフなんかもあります。岡部さんがお母さんみたいで好きでした。おむつ替えたりミルク飲ませてあげたりするAぇ! groupが見られるよ!!!

 

  • 第8回公演『いるかボーイズ』(竹田モモ子/チャーハンラモーン・劇団ばぶれるりぐる)

高知県土佐清水市にある水族館。そのバックヤードに水槽販売会社の営業マン・福本と佐野が訪れていた。イルカの声が聞こえるいるかトレーナーの正門、いるかアレルギーの末澤、いるかボーイズのリーダーの小島、ベテラントレーナーの泥谷などの個性豊かな面々はぶつかり合いっぱなし。果たしてショーは成功するのか?

全編を通して全員幡多弁のお芝居。Super Wednesdayに並ぶくらい大大大大大好きな作品です!末澤くんが泥谷さんに怒るところ何回見たことか、、、生で見れなかった事を悔やんで生きている舞台その3

 

  • 第9回公演『霊霊』(西田悠哉・劇団不労社)

嵐の中、僻地にある旅館「たま」に到着したYouTuber・リアルブラック。ドッキリの為に創作の怪談話を作っていたビッグ(小島)とユカイ(福本)だったが、そのドッキリが次第に現実のものに変わっていく。そんな中、リアルブラックの元メンバーで、現在は旅館「たま」で働いているタダシ(正門)とたまたま再会する。

ごめんなさいホラー嫌いすぎて見てません

 

  • 第10回公演『HAPPY ENDie』(大熊隆太郎・劇団壱劇屋)

ジンタ(小島)は、親友のユウキ(佐野)が殺されてしまう運命を変えるために警官(リチャード)と不思議な世界を何度もループすることになる。しかし、ユウキを殺した張本人である犯人(福本)は、「犯人は自分ではない」という言葉を繰り返しながらユウキを殺してしまうことに怯えていた。

パントマイムに初挑戦した舞台!これはとにかくお話が面白かったな~最後の伏線回収ですごく腑に落ちるというか。引き込まれる舞台でした。殺人犯の大晴がサイコパスみ強くてとても良かったです。

 

  • 第11回公演『WARAKASHI~笑か師~』(お~い!久馬・ザプラン9)

漫才師のタカ(小島)は、お笑いにやる気のない相方・マイク(リチャード)にうんざりしていた。そんな中、タカは最近漫才コンビを解散した先輩の山田(末澤)から新コンビ結成の誘いを受ける。そこに、優勝賞金5000万円のお笑いショーレース「笑か師への道」の開催が予告される。

お笑い芸人の舞台は2回目だけど、また違った話でこれも好き!途中にアドリブのモノボケ大会が開催されるのもこういう舞台ならではというか。「笑い(WARAI)から愛(AI)を取ったら戦(WAR)になる」というセリフが好きでした。スタンダップではやる気ない芸人役だったのに、WARAKASHIではお笑いが大好きな真面目な芸人になるこじけん、こういうのもグレショーならではよね。

 

  • 第12回『大暴力』(福谷圭祐・匿名劇場)

フラッシュフィクションの稽古をしている不仲のアイドルグループ(Aぇ! group)。続く稽古の中、メンバーの怪我やSNSの流失が原因で、メンバー間の溝は埋まらないほどに深くなっていってしまう。

内容的に重そうだから、覚悟ができた時に一気に見ようと思っているんだけど、未だに覚悟はできておりません

 

時は幕末、佐幕派として活躍する「新撰組」1番隊長の沖田総司(福本)と勤王派として長州と薩摩を繋げた坂本龍馬(正門)。本来出会うことのない二人であったが、とある少女との出会いを通してお互いの対立した立場や正体を知らないまま親しくなっていく。
しかしそんな中、新撰組や見廻組に追われる立場である龍馬と彼の正体を知らない総司は、ついに直接対峙することになってしまう。

初の時代劇!大晴って沖田総司顔だし、正門さんは坂本龍馬顔だよね分かる。そして殺陣にも初挑戦。特に晶哉ちゃんの殺陣百手は本当に凄かった!!!末澤くんのオタクとしては、金盗んで人殺して吉田稔麿になって殺陣して花魁になって踊ってと、色々な末澤くんを見ることができるのでかなり好きな作品です。

 

不況でホームレスが増加している架空の日本に発令された改革、「美しい人」計画。ホームレスを廃美術館に展示し、彼らに「美しい草花」を育てさせ国民神殿に捧げる供物にするというこのプロジェクトの担当になった兄弟のジュウロウ(末澤)とゴロウ(福本)
美しい人たちの人権を無視したアイデアを政府に伝えるゴロウに対し美しい人計画を訝しむジュウロウは、かつての幼馴染で今は美しい人の檻に閉じ込められている青年・コウ(佐野)と再会する。

グレショー初のミュージカル。今まで劇中に歌うことはあったけど、ここまで本格的なミュージカルは初めてです。これはとにかく話の内容が重い、、、でもすごく考えさせられる、ある意味一番現実的な話かなぁと。さのすえのデュエットが最高なので、偉い人は早くさのすえにミュージカルをやらせてください。ちなみにこの舞台稽古期間中、末澤くんは絶賛「THE BOY FROM OZ」の公演中でした。同時に2つのミュージカルを掛け持ちする男。

 

  • 第15回『ほなさいなら』野村尚平(令和喜多みな実)・劇団コケコッコー)

木村家の母・キミ子の通夜。帰ってこない長男・幸一や母と喧嘩して家を出てきりの次男・雄二(末澤)に代わって喪主を務めることになった三男の三哉(佐野)。幼馴染たちと母がいなくなった悲しみに向き合おうとするが、突然雄二が木村家に帰宅し、再会したての兄弟は正面からぶつかり合ってしまう。そんな中、キミ子の「友達」を名乗る年若き青年・若井雍介(正門)が弔問に訪れる。

野村さんは現役バリバリの芸人さん。たまたま飲み屋でグレショーを見て、俺もやりたい!と逆オファーしてくださって実現したコラボ。自分ってこんなに泣けるんや、、というくらいに泣きました。笑って泣けるとはまさにこのこと。本当に素敵なお話だった!小島健の結婚指輪姿がとてもしんどかったです。

 

そしてついに、グレショーが番組を飛び出して舞台ツアーを行う事に!

その脚本と演出を担当してくださったのが、第1回公演でお世話になったヨーロッパ企画の諏訪さんです。

ヨーロッパ企画さんの公演は、全て台本がない状態から稽古がスタートし、エチュード(即興劇)を重ねていきながら台本を作っていくスタイルだそうなので、この舞台『ガチネバ』も当然台本なしでスタート。メンバーのエチュードを見て諏訪さんが書いてくれました。

というか、そもそも稽古で「じゃあエチュードから」って言われてすんなり出来ちゃうアイドルおらんのよ(笑)(彼らはエチュードのやりすぎで、別のレギュラー番組でも求められてないのに勝手にエチュード始めるので)

 

『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』

配役

せつのゆうや(勇者)末澤誠也 ※でん “せつのゆう(し)ゃ” という考察有
ルンダ(格闘家):草間リチャード敬太
オースター(戦士):佐野晶哉
アレックス(僧侶):正門良規
スタッド(魔法使い):小島健
ジャイロ(ギャンブラー):福本大晴

 

物語(ネタバレあり)

RPGゲームの戦闘場面、しかもいきなりラスボス「デス・マダーム」を倒すシーンから物語はスタート。
6人が順番にラスボスを倒していき、ゆうやの一撃が効いてゲームクリア!

各メンバーの攻撃方法↓
ゆうや(勇者):パワーを溜める(溜めるだけで1ターン無駄にする)
ルンダ(格闘家):回し蹴り(たまに失敗する)
オースター(戦士):斧を使う アレックスの出す回復アイテム「薬草」を食べる
アレックス(僧侶):回復アイテム「薬草」を出す(出すだけで攻撃はしない)
スタッド(魔法使い):呪文を唱える
ジャイロ(ギャンブラー):サイコロを振って出た目に応じた強さの攻撃が出来る

 

ゲームクリアして、解散しようとする5人(ルンダ・オースター・アレックス・ジャイロ・スタッド)と帰りたくないゆうや。
ゆうやは打ち上げしよう!と言ってみんなを引き止めて、これまでの旅の思い出を振り返ることに。

みんなの思い出↓
ゆうや→光の神殿まぶしすぎ
オースター→べちゃべちゃの沼
スタッド→海の端(透明な壁があったことをパントマイムで表現)
ルンダ→短きダンジョン(ルンダ以外は忘れていた。短すぎてバグだと勘違いする)
ジャイロ→飛竜ファルコス(みんなを乗せて空を飛ぶドラゴン。必死な顔しているのにスピードが遅い)
オースター→泥棒うさぎ(グレショー第2回公演の登場キャラ。リチャがうさぎのカチューシャつけてとにかく逃げ回る)

 

夜遅くまで振り返りしたので泊まりになります。
翌朝になっても帰りたくないと駄々をこねるゆうや。
そこでアレックスが「現実の世界で何があったんですか?」と聞く。

実は、ゆうやはこの6人の中で唯一の人間
『グレイテストファンタジー』というRPGゲームをプレイしていて、残りの5人はNPC(ノン プレイヤー キャラクター)でした。

ゆうやは就活の最終面接直前。どうやらその面接が圧迫面接らしく、圧迫面接が大の苦手であるゆうやは緊張して眠れなかったために、面接に行くまで、大好きな『グレイテストファンタジー』をプレイしてオールしようとしていました。

その事が分かったNPC5人は「あともうちょっとなら付き合うよ!」と色々な遊びを提案します、が!

何とここで、現実世界のゆうやが寝落ちしてしまい、動かなくなります!!!こりゃ大変!みんなで起こそうとするも、「あっち(現実のゆうや)を起こさないといけないんだよね!?」と気づく。でも5人には肉体がないのにどうやって、、、?

 

ス:現実に行ってみるってのはどう?
ア:俺らが?
ス:そう、現実に行ってゆうやを起こす。
ル:いやいやいやいやそんなこと出来るのかな?
ジャ:もしいけたとしても、僕たち肉体がないじゃん
ス:まぁそうだけど、とりあえず行ってみたらなんとかならないかな
ル:まぁ、、、、やってみてもいいかもね
オ:現実にアクセスかぁ
ス:そうそう、できないかなぁ?
オ:あるとしたら、、、教会かな?
ア:あー確かに!セーブポイントがある!
オ:そそそそ!あそこって唯一現実のこと言ってるじゃない?「セーブしてゲームを終了する」っていうコマンドがある!
全:確かに!
ス:ゲームを終了するっていうのは現実の行動を言ってるもんね!
ジャ:このゲームの中で唯一現実のことを言ってる!
ル:じゃあそこから現実にアクセスするってこと?
全:お~~~~~~!!!!

ア:でも、どうやって、、、?
ス:、、、、剣!とか?
ア:剣?
ス:うん、ゆうやはいつもセーブする時、光の台に剣をさしてたよね。そしてゆうやは現実に戻るわけでしょ?
ジャ:じゃあ俺たちみんなで剣をさしたら!
ス:ほら、なんかいけそうじゃない?!
オ:やってみる価値はあるよねぇ!
ス:俺たちが現実に行けるかも!!!

 

という感じでNPCの5人がゆうやのいる現実世界に行くと、、
なんと、ゲームに接続されているWiFiを経由してゆうやの部屋にある様々な家電に乗り移りました!

アレックス:スマートスピーカー(アレクサ)
ルンダ:ロボット掃除機(ルンバ)
スタッド:スタンドライト
ジャイロ:アイロン
オースター:ポップアップトースター

実は、それぞれの役名は、乗り移る家電をもじっていたんですね~~

 

アレックスがアラーム鳴らしてみたり、唯一身動き取れるルンダがゆうやの足に当たってみたりスタッド「当たりが優しいよね」ルンダ「事故防止機能みたいなのついちゃってるからね、、」、スタッドがライトをチカチカさせてみたり、ジャイロがアイロン部分をゆうやの爪に当てようとしたりルンダ「俺運ばねぇよ?あぶないだろ」、オースターがパンを飛び出させてゆうやに当てようとしたり(実際そんな飛ばないからパンはただ床に落ちるだけ)

色々やってみてもゆうやはスヤスヤと眠ったまま。
現実世界でもアビリティ(ゲーム内でストーリーを進めていく中で獲得する能力)って使えるのかな?と言って、アビリティ「みんなでうたう」を使用。

それぞれの家電の着ぐるみ?を着た5人が登場して、『はたらくかでん』を熱唱していると、ゆうやが起きます!良かった!!!!!

起きたゆうやは、そのあとすんなりと面接に行くわけではなく、不安だよ行きたくないよ~って言うんだけど、家電たちがギャグしたり応援ソング歌ったりして励まして、ゆうやは何とか面接に行くことができました。

 

ちなみに面接を受ける会社は、まさに今までプレイしていた『グレイテストファンタジー』を制作したゲーム会社。小さい頃から大好きで何回もプレイしてきたんだってさ。

 

ゆうやは噂通りの圧迫面接を受けている頃、ゲームの世界へと戻ったNPCの5人は、ラスボスを倒したはずなのに、倒す前のような暗い雰囲気になっている事に気がつく。そこへ傷だらけのファルコスがやってきて、、、、

どうやらこの『グレイテストファンタジー』には、ラスボスよりも強い〈裏ボス〉がいるらしく、ファルコスはその裏ボスにやられたそう。(最初にファルコスが出てきた時は雄叫びを上げることしか出来なかったけど、この時には「うん(肯定)」と「ううん(否定)」を使い分けて会話をすることが出来るようになった)

その裏ボスは、みんなが口を揃えてバグだと言っていた「短きダンジョン」(ルンダの思い出の場所)にありました!実はここに隠し穴があって、そこを進むと裏ボスが登場。通常ならいるはずのゆうやが不在の中、NPCだけで裏ボスと戦うことに。

 

同じ頃、圧迫面接に苦戦しているゆうや。面接官に煽られまくって最終的になぜかラップを披露。(←詳細省きすぎてトンデモ展開になっているけど許してください)
そのおかげで高圧的だった面接官も拍手喝采
そして、新しいアビリティ「一気にためる」も手に入れた!今までは攻撃のターンの時にパワーを溜めるだけで無駄にしていたのが、1ターンの中でパワーを溜めて攻撃するまで出来るように。

 

ゆうや不在の中で過去最強の裏ボスと戦っているNPCは、全員攻撃が効かず瀕死状態。
しかしそこに面接を終えて、レベルアップしたゆうやが合流!新しいアビリティを使って裏ボスも倒すことができました!!

 

そしてそして、最終面接の結果は、、、、合格!
裏ボスも倒して、ゆうやも内定もらえて、今度こそハッピーエンドだ!!!

これでようやく帰れる、、、のNPC5人と、シンプルに寂しいから解散したくないと駄々をこねるゆうや(可愛い)

NPCはゆうやに「続編作ってよ!そこでまた一緒に冒険しよう!!!」と無理やり説得して解散する。そんな5人を一生懸命引き留めるゆうや。

そのままエンドロールのBGMも流れ、舞台も暗転してカーテンコール、、、、のはずが?

 

末:ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!音楽止めて!!!!
5人:いやいや、なんで?
末:終わらへんから!!終わらへん劇をすんねん俺ら!せやろ?
佐:なにが?
末:いや「ガチでネバーエンディング」やから
小:何言うてんの?
末:いや「ガチで~」の「ガチで~」の部分なめんといてや?
5人:まぁまぁ
末:じゃあ終わったらあかんやん
小:ええ終わり方やったと思うで
末:いや嘘ついたらあかんで
福:嘘っていうか、、実際劇は終わるやん
末:ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう!!
リ:も~すっごい関西弁!
小:なにが言いたいん?
末:だから~、、、(佐野に向かって)はい、きみ。
佐:きみ?!
末:この劇のタイトル言って
佐:「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」
末:言うたな?
佐:はい
末:いや終わっとるがな
5人:いやいやいやいやいやいや
小:まぁ気持ちは分かるけど、ほな俺らどうしたらええの?
リ:終わらへん劇なんかないねんから、そもそもが矛盾してるやん
小:劇場は閉まるやん
正:そうだよ考えてもみなよ!劇場は閉まるんだぜ?だったら俺たちいったい、どこで劇をするのさ!どんな劇をするのさ!劇の定義を聞かせてよ。(1人だけ標準語)
末:はよ役からおりろ!!!!!
  いやほんでな、俺めっちゃ考えてん。まぁまぁ、じゃあ100歩譲って劇は終わったとしよう。問題は、「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」のこの「ストーリぃ!」。これ何を指すかってことやと思うねん。なんのストーリーでしょうってことやと思うねん。「ストーリぃ!」の “い” がなんで小さい “い” かってことやと思うねん。
リ:そんな関西弁きつかった?
5人:まぁまぁまぁまぁ、、、
末:(小島に向かって)なぁリーダー!!!
小:あんまこういう場でリーダーって言わん、、、
末:だからさ、この先の俺らのストーリーを見てもらったらええんちゃうの。
  そりゃまぁ劇は終わるよ、劇やもん。でもさ、終わらへんストーリーっちゅうのもそこにあると思わへん?
福:、、、、ええこと言うやん。
リ:俺らがストーリー、、?
末:うん。だからさ、俺らも今から、「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」言うて、みんなでうとて!それでもうちゃんちゃんしたらええんちゃうの!
正:いやいや言い方がちょっとあれやけど、なぁ?
福:その、「ちゃんちゃん」がなぁ?
リ:関西弁きつすぎるなぁ?
小:え~、、「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」、歌う??
福:いやもう歌はええやろ
正:今日結構うとたしなぁ、、
リ:今の説明で十分オチついたやん
佐:喉節約したいし、、
小:非常に満足度の高い舞台やったと思いました!
末:いやいやいやいやいやいや!!!!!
  歌おう!?!?「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」歌おうよ!!!!

(イントロかかる→みんなで歌う→無事終演)

 

好きなところ1 過去の作品を思わせるセリフや演出がある

推測できる限りこんな感じ↓

第1回『マダムの休日』→ラスボスの名前:デスマダーム アビリティ:とまどい、鉄の心(正門ギャグ)
第2回『アリーズin Aぇ!ワールド』→泥棒うさぎ
第3回『スタンダップ』→アビリティ:ハマチ師匠
第4回『Super Wednesday』→笑いの殺し合い、オースターの「やらないよりやった方が良い」というセリフ
第5回『おしりと御飯』→アビリティ:豹柄変身(男女 ※劇中に正門が演じた役。おとこおんなと読む。)
第6回『銀河鉄道の夜』→劇中歌の歌詞「アンドロメダ」「星空」
第8回『いるかボーイズ』→アビリティ:幡多弁
第9回『霊霊』→アビリティ:同時しゃべり
第10回『HAPPY ENDie』→パントマイム、枠を使ったパフォーマンス
第11回『WARAKASHI ~笑か師~』→アビリティ:ズッコケ
第12回『大暴力』→エンディングの構成
第13回『幕末」→アビリティ:百手
第14回『美しい人』→アビリティ:しゃべるようにうたう、みんなでうた

アビリティは全部披露したわけではなく、太字以外は実際にアビリティを使う時に出るルーレット映像の中に流れてきただけです。
今までの公演を通して、色々な能力を手に入れてきたよねということのあらわれ。

こういう「あの時のあれちゃうん!?」って気づきがあるの、楽しいよね!オタク心くすぐられる!!

好きなところ2 もちろんアドリブコーナーもある

こちらもオタクみんな大好きアドリブ(日替わり?)コーナー。
劇中でいくつかありました。

1つは、ルンダの必殺技ってなんだっけ?というくだり。この必殺技が公演によって違いました。こんな感じで↓

そのまま、ルンダはその必殺技をムチャぶりで披露させられてました。
序盤はこの部分たった数分だったのに、回重ねるごとにどんどん延びていってました(笑)

あとは、最初に打ち上げをした時にゆうや以外の5人が言い合いを始めちゃってそのままもみくちゃに絡まる、その絡まり方も決まっていなかったので毎回アドリブだったな~!
ゆうやが知恵の輪ほどくみたいに1人ずつほどけさせてました。

もうひとつは、アレックス(正門)が面接に行きたくないと言うゆうや(末澤)を励ますためにアビリティ「鉄の心」を披露するくだり。
鉄の心とは、ギャグしてスベっても気にしないというもので、「実際にギャグをするので絶対に笑わないでくださいね!?じゃないと鉄の心が発動しませんので!」と言って、その後にやるギャグが日替わりでした。
ただこれはルンダの必殺技ほどにレパートリーはなくて、結構被ってたと思うけど(笑)
普通に面白くて笑っちゃう観客 VS 笑わせないまでギャグをするアレックス の時間でした。まじで全員笑わないで無の空間にならないと次に進まなかったのでしんどかったなぁ(笑)

好きなところ3 歌とダンスがたくさんある

やっぱりアイドルが好きですから!
お芝居するアイドルももちろん好きですけど、歌って踊るアイドルを生で見るのが1番好きですからこちらも!

先日、Aぇ! groupのオリジナル曲まとめのブログを出しましたが、その中で登場した楽曲たちを詳しく紹介します。

hirupida.hatenablog.com

  • END OF THE STORY

戦いの間にアビリティを全然使わなかったよね〜ってなって、じゃあ使っちゃう?と言って使うのが「みんなでうたう」というアビリティ。それで歌い出すのがこの曲。1人ずつ歌っていくのが良いです。

 

  • ネバーエンドでいこう!

ゲームがのエンドロールが流れて、ゆうや以外の5人がいなくなって、ゆうやが「もしかしてこれアビリティ使ったらみんな戻ってきてくれるのでは?」と考えて、再びアビリティ「みんなでうたう」を発動。そして歌うのがこの曲。
とにかく良い!!!!高木誠司さんがお作りになられているのでそりゃ良いに決まっているんですが!!!!!!普通にキレキレのダンス見せてくれるのもありがたい。

ゆうやのソロから始まって、そのあと5人が順番に歌いながら出てくるんだけど、その時のゆうやの嬉しそうな顔よ、、、!
本当にキラキラな目でみんなのことを見てて可愛かったぁ、、、赤ちゃん、、、

 

  • はたらく かでん

ゆうやを起こすためにまたまた使うアビリティ「みんなでうたう」。
家電になった5人の自己紹介ソング的なやつ。

 

  • ストーリぃ!

ゆうやを元気づけるためにオースターが「こんなことあるかと思って!」と前から作っていた(という設定の)曲。
ラスサビから加わる末澤くんの上ハモがめちゃくちゃうるさい()

 

ゆうやが圧迫面接を受けている時に、面接官に煽られてラップをする曲です。
ね、タイトルそのままでしょ(笑)

 

  • ガチでネバーエンディングなストーリぃ!

ゆうや(というか末澤くん)が最後に「歌おう!?!?」と言ってみんなで歌う曲。歌詞が好き!

嘘はつきたくない 約束を守りたい 僕らは僕らを続けよう 果てしない物語を紡いでいこう

とか、

赤橙黄緑青紫(せきとうおうりょくせいし) 6色のドットで宇宙の果てまで染めるんだ

とか、きっと諏訪さんが今のAぇ! groupに向けて書いてくれたんだと思うと泣けてくるのよ。
最後に「To be Continue」って出て終わる演出も大好き!
Aぇ! groupはガチでネバーエンディングですから、、、(泣)

さいごに

オタクはみんな好きやろ!!!の舞台だったなぁ~~

あと、オタクはもちろん、ゲーム好きにもささるやつなんだろな!と思いました。
劇中のBGMも基本全部電子音の「THEゲーム音楽!」というテイストですし。
私も『グレイテストファンタジー』なら頑張ってプレイ出来そう。(ゲームが苦手の人)

これからも、こうやってみんなで笑い合ってくれたらと願わずにはいられない時間でした。

 

さぁみなさん!ガチネバ、そしてグレショーが気になってきましたね!?!?

グレショーは関西ローカル番組ですが、TVerで見逃し配信があります!

今は『鬱憤』というコロナ禍を描いた音楽劇をやっていますが、恐らくこれが終わったあとにガチネバも放送される予定です!!!!!

tver.jp

さぁ、みんなでグレショーを見よう!!!!

 

おわり

ぴだ